ユニークで楽しいうくれれ&ギター
Shimo Guitarsのうくれれ&ギターたち


ウクレレは、とてもかわいい楽器ですので
自分だけのオリジナルのものがあればなぁと
思うひとも多い楽器じゃないかと思います

そんなオリジナルウクレレを製作することで有名な
シモギターズ、志茂崇弘さんをたずねて
そのウクレレやギターが完成するまでの様子をお伺いさせていただきました


Shimo Guitars 志茂崇弘 さん



総コア製のアーチトップ・ギターを弾く志茂崇弘さんです
当初、日本にはあまりいなかった
スチール弦ギターの製作家になることを志して
渡米しギター製作を学んだうえ、82年にシモギターズを設立しました

92年、ある方の注文で作ったウクレレ製作に魅力を感じ
徐々にユニークなウクレレを製作するようになっていかれたそうです
そんな志茂さんの作るウクレレの特徴は、 なんといっても「楽しいこと」
まさに”うくれれ的”な特徴ですね

それゆえに作るウクレレは人気が高く
今ではウクレレ製作家として
全国のウクレレファンに、その名が知られてます

  Shimo Guitar ギャラリー 


NEW "7th アコースティック・ファン・フェア"での志茂さんの作品たち
002年10月、愛知県刈谷市で行われたアコースティック・ファン・フェアでの
志茂さんの作品たちを紹介します



うくれれのなかま?! ブラニーニャカヴァキーニョ

ちょっとクラシカルなルックスをもつこの楽器は
うくれれのなかま?!とも呼べる、
ブラニーニャカヴァキーニョです
(左がナイロン弦使用の
ブラニーニャ、右が鉄弦仕様のカヴァキーニョです)
スプルーストップ&ハカランダボディといったスペックからか
一般的なウクレレより、サステインがありました


志茂製バリトンウクレレ

志茂さんが作ったバリトンウクレレです
左のバリトンウクレレは、キルテッドマホガニーの印象的な木目と
太陽をイメージさせるロゼッタから
「メキシコ」っぽさを感じさせる一本です
右のバリトンウクレレは、1コースが複弦で残りが単弦の
5コース仕様のウクレレです(しかもバスレフ仕様!)
ともに、どろ〜ん(?)とした、不思議な音がしました
けだるい感じの音楽を奏でるのに、バリトンは似合いそうです


The Surf K、マホモデル

iwaoさんが使用していることでも知られる
志茂さんオリジナルウクレレ”The Surf
”のマホモデルです
(”K”とは 、”k
id”と”Keiki”の意味が込められてます)
今までThe Surf
は、スプルーストップ、ハカランダボディのものと
コアトップ、マホガニーボディの”The Surf2”がありましたので
このモデルで3代目となります
シンプルなマホのルックスが好感を持てる一本です
なかなか芯が太い音がしました



志茂さんの新作ギターたち(左から”Pure”、”Azami”、”Stereo-Koa”)

志茂さんの新作ギターたちです
一番左は、ぼくがオーダーしていたスモールボディ12弦ギター”Pure”です
スモールボディゆえのプレイアビリティと、キラキラとした高音をめざして
作っていただいた、魅力的な12弦ギターです
ロゼッタのインレイも、サウンドのイメージに合っています
その奥のギターはアザミの花のインレイをヘッドにあしらったギターです
ローズウッドネック、ハカランダボディのギターで
艶のある、上品な音がする、とても良いギターです
右の写真は、志茂さんオリジナルギター”ステレオ”のコアモデルです
中音域の伸びが魅力的なコアギターに
バスレフシステムによる低音が加わったサウンドを奏でます


"GUILD OF JAPAN2002"での志茂さんの作品たち
2002年4月、大阪吹田市で行われたギルド・オブ・ジャパンでの
志茂さんの作品たちを紹介します


  
”STREO” Uke

志茂さんオリジナルの画期的なうくれれ、”ステレオ”です
サウンドボードをより振動させるため、低音弦のブレーシングを
サウンドボード上でより長く配置できるよう
、 サウンドホールを右上に配置し
また、右下にはバスレフを設けております
そしてバック板もサウンドボードのように活用するため
補強用のバスバーを非接触にした構造などにより
太鼓のように、トップ&バックの両方の振動で音を響かせる工夫をしています
結果、抜けのよい大きな独特のサウンドを奏でるうくれれです

  
高音がとても綺麗なハイオクターブギター

上の写真で志茂さんが手にしている、ハイオクターブギターです
なんと!!7フレットジョイントハカランダボディという仕様です
大きさ的にはウクレレと同じくらいの大きさですが、ボディが若干厚くできています
弾いてみてもビックリ!とっても澄んで綺麗な音がします
ユニークな外見と同様、ちっちゃくてもすごく存在感があるギターです、



STEREOギター スプルース&ローズウッドモデル

上で紹介したステレオのギターバージョンです
もともとはコアで作った”ステレオ”ギター(現在、山内雄喜さん所有)を うくれれに応用して
上のウクレレが生まれましたが
このギターは、ポピュラーなスプルース&ローズの組み合わせで作られたモデルです
サウンドボードの振動を妨げないよう、フィンガーボードはトップと非接触で浮いております
ナイロン弦ならではの音の柔らかさに、低音がプラスされたような弾き心地です

  

それぞれ個性が光るギターたち

そのほかに展示されていたギターも、どれも個性的なものです
左はマーチンで云うと”2”のサイズで、志茂さんが好きな小型のギターです
真ん中のギターは、より重い音を奏でる目的で作られたギターで
(下のコンテンツで製作工程を紹介しています)
ハカランダボディにローズウッドネックという、贅沢な仕様です
いちばん右は、まだ生まれたばかりの新作ギターです
どれも、「志茂さん」
を感じさせるギター達です

以下はh12.9.30 アコースティックファンフェアでのようすです
 
teddy / SURF

teddyは、クマのカタチをした2つのサウンドホールが
キュートなウクレレです
SURFは、サイド&バックの材料に
マカダミアンナッツの木を用いた意欲作です
ふくよかで甘い音がしました(ナッツのせいかな?)


   
左:
右肩に伸びたボディがユニークな、7弦ギターNANAです
ワイゼンボーンギターのような空洞ネックによって生まれる
豊かな低音が、7弦ギターの魅力を引き出してます

真ん中:
総コア製のアーチトップギターです
アーチトップといえば、当然ジャズが似合うのですが
ハワイアンコアを使ったボディーからは
その見識をいい意味で裏切ってくれる音がしました


右:
ハワイアンスタイルの、ワイゼンボーンギターです
シェルのカタチをしたサウンドホール
海の生き物をモチーフにしたインレイ
とても志茂さんらしい、楽しいギターです



追:フェアには上のようなスプルーストップの
オーセンティックなギターも展示されてました
いかにもギターらしい音の中にも、どこか明るい音がしました



志茂れれ&ギターができるまで
志茂さんのうくれれやギターがつくられるまでの様子などを紹介します



まさにトロピカル!マンゴ製パイナップルうくれれ

上のパイナップルうくれれは、なんとマンゴでできています
まさにトロピカル!なうくれれですね
完成後にはきっと、甘い音を奏でてくれるとおもいます
パイナップル型のサウンドホールとポジションマークや
独特のきれいな白い木目などが、とても目を引きます


うくれれマーメイドのヘッドインレイ

うくれれを弾くマーメイドをモチーフにしたヘッドインレイです
パールのような貝のほか、きれいな色の石など
さまざまな素材で、ワンポイントを入れることができます
志茂さんの得意なところのひとつです

 
志茂さんご本人のうくれれ&
完成したばかりのパイナップルうくれれ


志茂さんのうくれれは、完成後にオーナーの手に渡ってしまうので
工房には通常、右の志茂さんご本人のうくれれが一本置いてあるだけです
ヘッド、サウンドホール周りにはちっちゃな貝がちりばめられており
ポジションマークも貝をモチーフにした、かわいい一本です
いかにも”うくれれ”な音がしました

ひだりは完成したばかりのパイナップルうくれれです
ヘッドシェイプとサドル下の飾りが、パイナップルしてますね


「重い音」のギターつくりにチャレンジ!

志茂さんのギターやウクレレは
「明るい」とか「楽しい」というイメージがあると思うのですが
そんなイメージを打破(?)するかのように
「重い音」がするギターつくりを試みているそうです
(そのエピソード自体が、「たのしい」と思うのですが。:笑)
トップはイングルマンスプルース、バックはすばらしい木目のハカランダ
サウンドホールはクラシカルなロゼットが施されてます
きっちりとした雰囲気のギターが完成しそうです
はたして、いったいどんなサウンドを響かせてくれるのでしょうか?


 
材の乾燥/ギター用ハカランダ

左写真のように、天気の良い日には
窓ぎわに ウクレレ用の材や完成間近のウクレレなどが
洗濯ばさみで止められ、風に吹かれてます
アコースティック楽器は、材の乾燥が音にとても影響するので
完成までの間、しばらくこのように自然乾燥されます
右は、現在ぼくが発注しているギター用のハカランダです
これは、12弦スモールギターになる予定です



ウクレレ用モールド/nana guitar用モールド

左写真のようなモールド(型)に材を固定して
ウクレレのボディーが作られます
ウクレレも、大きさ、形状などさまざまなものがあります
右は上に紹介した、”nana”ギター用モールドです

 
ウクレレ用ボディ/ウクレレ用ネック

モールドで形が作られた、ウクレレ用のボディです
焦げ茶色のものは、ハカランダで出来てます
右は成形される前のウクレレ用ネックです
通常、志茂さんのウクレレはコア製がスタンダードです


いろんなギターのボディたち


左はマーチンでいうとstyle5の大きさの、ちっちゃなコアギター用のボディーです
真中はハ イビスカスのカタチをしたサウンドホールが、まさに”志茂さん”なギターです
右はのユニークなシェイプのカッタウェイアーチドトップギターです
ともにカーリーメイプルの白さが目につきます



修理中のティプル

右はスラックキーギタリスト、山内雄喜さん所有のカマカ製ティプルです
現在、その修理をしているところです


はじめての志茂ギター

こちらは志茂さんがアリゾナではじめて作ったギターです
マーチンでいう2のサイズの、小ぶりなギターが
当時から志茂さんの好みを反映してます
クラシカルなロゼット、へリングボーンパーフリングなど
こだわりも随所に見ることができます
このギターから、志茂さんの歴史が始まりました


志茂さんがつくるウクレレは、とても人気があり
今オーダーしても、完成には多少時間がかかります
楽しみにして、気長に待ちましょう

でも、人生のお供に
一本くらい、オリジナルのウクレレが
あったらいいですね

Shimo Guitarsのホームページはこちらです

Let's click!"Shimo-lele gallery"

うくれれクラフトマンのコーナーだけでは
志茂さんのすばらしいウクレレたちが紹介しきれないので
上のリンクページで、なるべくたくさんの志茂レレを紹介いたします


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this page is written 2000.10.01 ***
*** add photo & text 2001.04.10 ***
*** add link"shimo-lele gallery" 2001.06.03 ***
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*** add photo & text 2002.10.27 ***



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